臨床研究

臨床研究と基礎研究、次世代に求められる医師像とは

我が国では基礎研究(ベンチワーク)では世界をリードする研究が多数出てきています。これは、臨床医が一定期間ベンチワークに従事する従来型大学院が一定の機能を果たしてきた成果といえます。しかし、ヒトを対象とした臨床研究では、先進国の中で十分な成果を上げているとはいえないという指摘があります。これを改善すべく、最近、東大、京大など代表的な大学ではベンチワークで得られた成果を臨床に結びつける展開医療に力を入れ始めています。一方、多数例をもとにした統計データを元に医療を再構築する動き、いわゆるEBMの構築が海外からは活発になっています。こうした点からも明らかなように、これからは、展開医療とEBM構築が実践できる医師が求められています。


ヒトを対象とした臨床研究に必要なもの

では、ヒトを対象とした臨床研究を推進するのに必要なものはなにでしょうか

これには、患者さん、研究者、研究環境の3つです。すなわち、対象疾患の患者が集積され、データが整理、アクセスしやすくなっていること、ヒトを対象とした研究ノウハウを持った研究者や生物統計家がいること、臨床をやっている人間が、研究を計画し、実行し、解析し、情報発信することができる環境が必要です。



宇多野病院から臨床と研究を結びつける若手医師を!

宇多野病院では、神経内科疾患の豊富な症例蓄積や研究環境が整っていることから、

後期臨床研修後の若手医師がヒトを対象とした臨床研究を目指す医師に臨床研究にチャレンジすることをサポートしています。
(2010年4月からは後期研修修了後の2名が臨床研究部に所属し、臨床と研究に励んでいます。)