指導医からのメッセージ

専修医研修を終えて

神経内科専修医として、宇多野病院で3年間勉強させて頂きました。そのうち3ヶ月間は、国立循環器病センターで研修を行いました。この3年間で、変性疾患、脳血管障害、免疫疾患、筋疾患、小児神経科、てんかんと、幅広い神経内科疾患を全て網羅できるほどの、豊富な症例を経験することができました。長いようで、あっという間だった気がします。
全ての先生方が教育熱心で、神経学的所見の取り方から始まり、脳波所見のつけ方、神経伝導検査、針筋電図検査などを基礎からみっちりと時間をかけて教えていただきました。
また臨床だけではなく、多くの症例から気づいた点について深く考察し、新たな知見を得るための研究手法についての指導をいただき、学会、論文発表も数多く経験させていだだきました。また、同じ専修医として働く若い先生も多く、気軽にわからないことを聞くことができる環境であったのも、僕にとっては本当に幸運なことでした。
神経内科を勉強したい人にとっては、まさに天国のような場所だなあと思いました。宇多野病院に残ってさらに勉強したいと思い、その結果、専修医を終えた現在もクリニカルリサーチフェローとして働かせていただいております。この専修医としての3年間の経験は、自分のこれからの人生にとっても本当に貴重なものになりました。今後も、広く活躍できるような医師になるべく研鑽を積みたいと思います。(2010. 8. 14、S.T.先生  H15年卒)

専修医研修を終えて

他院で2年間の初期研修を終え、3年目から神経内科専修医として、宇多野病院で3年間勉強させて頂きました。宇多野病院は総合病院ではなく、消化器科や(研修当時は)循環器科などの常勤医がいないということもあり、宇多野病院に来るまでは初期研修で得た知識で消化器疾患や心疾患などを抱えた患者さんに適切に対応できるかという不安もありましたが、同年代の先生が大勢いて、気軽に分からないことを聞くことができたり、何も言わなくても助けてくれる上司や同僚がいることで、その不安はすぐに払拭されました。また、フットワークの軽い看護師や技師が数多くいて、病棟も非常に働きやすい雰囲気です。神経内科の研修については言うまでもなく、教科書でしか見たことのないような症例を数多く経験することができました。また、他の専修医が大勢いることで、自分一人では到底経験できないような症例数を診ることができます。回診では患者さん一人一人を丁寧に診察してくださり、自分の所見の取り方で間違っているところや不足しているところを一つ一つ修正することができました。回診以外でも質問をすればすぐにベッドサイドまで来て、診察をしていただき、診断や治療を筋道だって教えていただくことができました。
他院では、若い医師が他におらず、上司も忙しくて聞きたいこともなかなか聞けないというようなことをよく耳にする一方で、宇多野病院では、教育熱心で診療の手本を示してくださる上司や、同じように悩みながらお互い協力し合って頑張っている専修医が数多くいることで、3年間モチベーションを維持しながら研修することができました。
宇多野病院では臨床が充実しているだけではなく、多くの臨床研究が行われており、3年間の研修の中で触れさせていただくことができました。研究内容は、解決されれば、患者さんに直接役に立つことばかりなので、その内容をそのまま普段の臨床にも活かすことができます。また、自分で疑問に思っていることや提案したことがそのまま研究テーマとして採用されることもあり、研究を非常に身近なものとして感じることができました。
臨床についてまだまだ勉強したいという思いと、臨床と研究を両立していきたいという思いがあり、専修医を終えた現在もクリニカルリサーチフェローとして働かせていただいています。この専修医としての3年間の経験は、神経内科医として正しい物の考え方を身につける上で非常に貴重なもので、初期研修を終えてすぐに勉強させていただけてよかったと思います。今後も、臨床、研究とも充実して行っていきたいと思います。(2010.8.25  A. U. 先生 H17年卒 )